2005年に世界自然遺産へ登録された「知床」。
北海道の地図を見て、東部の斜め上に突き出ている部分全体を「知床半島」と呼びます。
昔からの手付かずの自然と希少な動物達が暮らしていること、
そして、その保護管理体制が整っていることが評価され、2005年7月に世界遺産登録となりました。
今回は自然あふれる知床の3つの観光地をご紹介します。
知床五湖
知床五湖は北海道・斜里町にある5つの湖の総称です。
原生林に囲まれた5つの湖には、一湖、二湖、三湖、四湖、五湖とそれぞれに名前がついており、
世界自然遺産にも登録されています。
高架木道
高架木道(バリアフリー対応)で全長約800m。
※往復1.6km
一湖湖畔まで行くことができます。
所要時間は約40分ほどかかりますが、一湖に到着するまでの途中に2ヶ所の展望テラスがあり、
知床連山やオホーツク海など、それぞれの景色を満喫することができます。
地上遊歩道
地上遊歩道は、現地で実施するレクチャーを受けた方のみ原生林を散策することができます。
大ループは全周3.0km、小ループは全周1.6kmです。
所要時間は大ループで約1時間30分、小ループは約40分です。
地上遊歩道には3つの利用期と条件があるので、ホームページで確認をしてみてください。
見どころ
四季の変化
- 春:新緑が芽吹き、エゾシカやヒグマが活動的
- 夏:湖面に映る青空と緑が美しい
- 秋:紅葉が湖面に映り、風景が一変
- 冬:雪景色が広がり、静寂な美しさを堪能
動植物
- エゾシカ、ヒグマ、キタキツネ
- 多様な鳥類、昆虫類
- 季節ごとの花々(エゾリンドウ、オオバナノエンレイソウ)
注意点
ヒグマの目撃情報があるので注意が必要です。
ヒグマとの遭遇率が高まると利用中止になる場合もあります。
また、環境保護のためゴミを捨てない。
動植物を故意に持ち込まない。などいくつかのルールがあるので
マナーを守りながら、自然を楽しみましょう。
住所 | 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村 |
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アクセス | 【車】JR「知床斜里」駅より約1時間 |
駐車場 | あり(有料)乗用車500円 |
知床峠
知床五湖から約30分の位置にある知床峠。
標高738mで知床八景の1つにも選ばれています。
また、世界有数のヒグマの生息地としても知られています。
無料駐車場もあるもで、ゆったりと景色を楽しむことができます。
見どころ
展望台
- 知床半島やオホーツク海を一望できる
- 天気が良ければ国後島も見える
- 写真撮影スポットとして人気
おすすめの季節
- 春: 雪解け後の新緑を楽しむことができる
- 夏: 緑豊かで、景色が美しい
- 秋: 紅葉が鮮やかで、訪れる観光客が多い
注意点
山間部のため天候が変わりやすく、風が強いことがあるため、
暖かい服装で訪れることをオススメします。
また、知床横断道路は11月初旬~4月下旬は通行不能となるため、
日本一開通期間が短い国道と言われています。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町国道334号線 |
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アクセス | 【車】JR「知床斜里」駅より約1時間 |
駐車場 | あり(無料) |
利用期間 | 4月下旬~11月上旬(気候によって変動あり) |
天に続く道
知床五湖から車で約1時間の位置にあります。
『天に続く道』とは国道334号線のことで、
全長約18kmの真っすぐな道路が天までつながっているように見えることから
愛称がつけられました。
見どころ
道路の先に見える朝日や夕日は絶景で写真撮影スポットとして人気です。
特に夕日の時間帯が人気なので、混雑することもあります。
四季折々の風景
- 春:新緑が美しい
- 夏:青空と緑のコントラスト
- 秋:紅葉と黄葉が広がる
- 冬:雪景色が広がり、幻想的な雰囲気
注意点
道路の真ん中で撮影する観光客が多いため、安全には十分注意が必要です。
北海道の気候に合わせた服装が必要です。
最後に
いかがでしょうか。
知床は自然豊かで、フォトスポットがたくさんあります。
電車などの公共交通機関はあまりないので、
レンタカーを借りて観光することをオススメします。